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空気圧を利用してさまざまな現場で使用されるエアコンプレッサは工場稼働に欠かせない設備の一つです。今回のコラムはコンプレッサを使用する上で重要な役割を果たすエアドライヤーをテーマに役割や重要性、故障の原因などを紹介します。
エアドライヤ―は圧縮された空気の中に含まれるドレンを除去し、圧縮空気を乾燥させる(水抜きをする)ための設備です。
コンプレッサは空気を吸い込んで圧縮空気をつくります。空気には水分が含まれています。空気を圧縮する際には空気の温度が上がるので、空気の中に留まっていられなくなった(飽和した)水分が水蒸気となります。この際に水分として液体化したものがドレン(ドレン水)です。
ドレンは圧縮空気にも含まれていますので、エアドライヤ―でドレンを除去し、圧縮空気を乾燥させる必要があります。
ドレンには空気だけなく、微粒子やゴミ、油なども含まれ、場合によっては産業廃棄物となります。ドレンを処理しないと機器や配管に水分がたまり、サビや凍結の原因になり、誤作動や故障にもつながります。さらにはエアツールやシリンダーなどの故障や、圧縮空気の品質が落ちることによる汚れや塗装ムラなどの生産品質の低下のリスクも生まれます。
圧縮空気の末端であるエアーガン。エアーガンからドレンが出てしまうことがあります。エアドライヤ―を設置しているのにエアーガンからドレンが出てくるのはエアドライヤ―が故障していることの代表的なサインとなります。
エアドライヤ―が故障する原因としては、エアドライヤ―の作動に必要な冷媒ガスが漏れているケースや、コンプレッサの配管内にたまったドレンを自動的に排出するドレントラップが詰まってしまっているケースなどが考えられます。
エアドライヤ―が上手く機能せず、湿度の高い圧縮空気が製品にかかると、品質低下や不良品の多発など、悪影響を及ぼします。例えば、塗装作業であれば、水滴が塗膜を弾いてしまい塗料が定着せず、作業を一からやり直さなければならなくなることもあります。水分は配管などの腐食にもつながるので、定期的なメンテナンスを行い、異変にすぐに対応できる体制をつくることが重要です。
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