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コンプレッサの耐用年数はどのくらい?長期間使用するためのポイント

コンプレッサの耐用年数はどのくらい?長期間使用するためのポイント
投稿日:2024年4月12日

コンプレッサの耐用年数は何年くらいかご存知でしょうか。耐用年数は性能維持において重要な指標ですが、実は、適切な管理やメンテナンスができているか否かによって大きく変動します。とはいえ、平均的な環境、使用状況での耐用年数は、設備保全をするうえで知っておく必要があるでしょう。そこで今回は、コンプレッサの耐用年数の目安と、長期間使用するために押さえておきたい基本的なポイントについて解説します。

コンプレッサの耐用年数(目安)

コンプレッサの耐用年数の目安は、適切なメンテナンスが行われている場合で約10年~15年です。ただし、耐用年数はメーカーや機種によって違い、同じメーカー・機種でも、設置環境や使用状況などによっても変わってきます。取り扱い説明書などに記載されている年数は、あくまでも目安と考えてください。

点検・メンテナンス・修理と耐用年数の関係

目安となっているコンプレッサの耐用年数は、日頃から必要な点検やメンテナンス、修理が行われている前提で計算されている数字です。最低限必要な点検やメンテナンスが行われていない状況であれば、目安の半分くらいの年数でも著しく機能が低下することがあります。

コンプレッサを長期間使用するためのポイント

コンプレッサを、耐用年数よりも長く使い続けるためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。長期間使用するために押さえておきたいポイントは、主に下記の3点です。

ポイント①:適切な点検・修理・メンテナンス

最も重要なポイントは、定期的な点検と適切な修理、そして日常的なメンテナンスを徹底することです。コンプレッサを長期間使用するためには、不具合に早い段階で気付き、大きなトラブルが起こる前に、対処する必要があるからです。メンテナンスや点検を要する箇所が多く、面倒に感じるかもしれませんが、こまめに点検やメンテナンスを行っていれば、不具合を早期発見できます。フィルターや部品の交換、オイルの補充、修理などを適切に行い、機能を維持することが、長く使い続けるためには重要です。

なお、当社では、コンプレッサの点検・修理・メンテナンスサービスを展開しています。詳細は下記よりご確認ください。

また、他にもコンプレッサの点検・修理・メンテナンスに関する記事を多数公開しています。下記の記事もぜひ合わせてご覧ください。


ポイント②:状態監視・予知保全を行う

定期的に点検を行っていたとしても、コンプレッサの異常を把握できないケースがあります。異常の見落としを少しでも減らすためには、コンプレッサの状態監視・予知保全が有効です。コンプレッサの圧力・流量・露点温度を常にシステムで監視し、運転状況や動作不良の傾向をモニタリングします。リアルタイム監視で点検前に異常を発見することにより、被害を最小限に食い止めることができるでしょう。

ポイント③:用途に沿った適切な運転を行う

常日頃から、コンプレッサの能力を超えた長時間の連続運転を行っていると、コンプレッサへの負荷が大きくなります。このような過負荷運転が続いていると、コンプレッサの寿命が短くなるのも当然です。適切な連続運転時間を守り、冷却時間を確保するようにしましょう。

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いかがでしたか。今回はコンプレッサの耐用年数と長期間使用するために押さえておきたいポイントについて解説しました。

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