製鉄所や化学製品工場や製紙工場、食品工場など、さまざまな工場で配管(ダクト)が使用されています。業種によってダクトの素材やダクトを通る液体や気体はさまざまですが、どれも工場の稼働させるためには欠かせない役割を担っています。耐久性に優れた工場ダクトも、長年の使用などにより劣化していきます。今回のコラムでは、工場ダクトの新規設置や更新の際のダクト工事業者の選び方のポイントについて紹介します。
ひと口にダクトといっても、水道管・ガス管・排水管などさまざまなものがあります。また、工場であれば薬品や油などの人体には有害なものがダクトを流れていることも珍しくありません。ダクトと一括りにいってもその用途はさまざまですので、用途や環境に合わせたものを使用する必要があります。
ダクトはさまざまな用途で用いられているため、ダクト工事業者の得意とする分野も多種多様です。業者の実績や得意分野、職人の技能などを鑑みて、信頼して依頼できる業者を探すことが重要になります。
業者選びのミスマッチが発生すると、施工の質だけでなく価格やアフターフォローなどの点でもトラブルになる恐れがあります。
ダクト工事業者を選ぶ際には、主に以下の5つがポイントになります。
大型の施設が得意な業者、オフィスや飲食店が得意な業者など、業者の得意分野とマッチしているかをチェックしましょう。工場の施工実績があっても、化学工場と食品工場では、施工の方法や注意点は大きく異なることがあります。自社が依頼したい内容と似た施工の実績があるかを確認しましょう。
ホームページに施工のビフォーアフター写真があれば、業者選びの参考にできます。また、詳しい価格は現場での見積りなどによって変動するでしょうが、基本となる料金や目安が明示されていれば、価格帯のイメージがしやすいでしょう。
ダクトの施工にあたって、複数の業者が入れ替わりに担当するケースだと、責任の所在やトラブル時の問い合わせ先などが統一されず、依頼する側としては手間が増えます。設計から施工までワンストップで行う業者なら、施工時や使用用途のことまでを考えた設計となり、こちらの要望に即した、技術力の高い施工が期待できます。
基本的には施工の見積りは無料で作成してくれます。価格は安ければよいというわけでは必ずしもなく、重要なのはきちんとした根拠があるかです。概算額を伝えてきて施工後に追加料金を要求するような業者は避けた方がよいでしょう。見積りの段階で現地調査をして、詳細な見積りを作成してくれる業者を選ぶことをおすすめします。
ダクト工事には騒音や粉じん、ほこりなどが発生します。工事前にそれらのリスクに関する説明や、粉じんをなるべく防ぐための対応などを行ってくれる業者であるかを確認することも、非常に大切です。
大がかりな工事となるダクト工事は、その後の工場運営を円滑にするためにも、専門業者へ外注することも検討してみてください。
静岡スマートファクトリー.comを運営する富士酸素工業株式会社では、静岡県を中心に工場のさまざまな問題についてご相談を承っています。
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