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工場におけるダクト工事の種類と役割

工場におけるダクト工事の種類と役割
投稿日:2025年7月18日

工場は、私たちの生活に欠かせないさまざまな製品を生み出す心臓のような役割をするものです。しかし、業種によっては、長期間接することで人体に悪影響を及ぼす可能性のある薬品や物質を扱うことも少なくありません。だからこそ、工場内を清潔に保つための給気と換気は、従業員の健康と安全、そして安定した生産活動を維持するうえで極めて重要な要素です。

具体的には、下記のような悩みを抱えている工場が多いようです。

  • 「工場内に粉じんや気になるにおいが充満している」
  • 「天井や壁のダクトから水が垂れてくることがある」
  • 「近隣住民から工場のにおいや排気音についてクレームが来た」

これらの問題の根本的な原因となり得るのは、ダクトの不具合や不備です。そこで、本記事では、工場におけるダクト工事の種類と、それぞれの役割について詳しく解説します。

工場におけるダクトの種類

工場で使われるダクトの定義はそれぞれですが、代表的な3種類を下記にて紹介します。

空調ダクト

空調ダクトは、工場だけでなく、オフィスビルや商業施設、マンションなど、多くの建物に設置されています。建物内の温度や湿度を適切に調整するために、空調機と連携して冷風や温風を建物全体に送り届けるのが主な役目です。工場やオフィスにおいて、従業員が快適に作業できる環境を維持することは、生産性の向上には欠かせません。空調ダクトの工場における役割はとても重要です。

換気ダクト

換気ダクトは、換気扇と屋外の排気口を結ぶパイプ状の管で、建物内の空気の流れを作り出す重要な役割を担うものです。建物内の汚れた空気を屋外へ排出すると同時に、外部から新鮮な空気を取り込み、屋内の空気の質を保ちます。

排気ダクト

排気ダクトとは、屋内の空気を外部に排出するためのパイプや管のことです。特に、煙や有毒ガスが発生しやすい工場においては、汚染された空気を速やかに屋外へ排出するために、排気ダクトの設置が欠かせません。

工場におけるダクトの役割

上記で解説したように、工場におけるダクトの役割は多岐に及びます。単に空気を送るための管ではありません。種類ごとに下記のような重要な役割を担っています。

快適な作業環境の維持

空調ダクトによる温度・湿度管理は、従業員の集中力と生産性を高めます。

従業員の健康と安全の確保

換気ダクトや排気ダクトは、有害物質や汚染された空気を排出することで、安全な作業環境を提供し、維持するのに役立ちます。

近隣環境への配慮

適切な排気システムは、騒音や悪臭による近隣住民からのクレームを防止します。

法令遵守

労働安全衛生法や大気汚染防止法、消防法などの関連法規を遵守するために、適切なダクトシステムの設置と維持管理が不可欠です。

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