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工場配管の色について解説!配管の点検・修理・メンテナンスの重要性

工場配管の色について解説!配管の点検・修理・メンテナンスの重要性
投稿日:2025年9月11日

化学工場や食品工場、製鉄所など、業種を問わずあらゆる製造の現場で配管が使用されています。業種によって配管の素材や配管を通る液体や気体はさまざまですが、配管はどれも工場の稼働には欠かせない役割を担っています。今回のコラムでは、工場配管で用いられている色分けについて、簡単に紹介します。

工場内で多様な色に塗り分けられた配管について

工場を張り巡らされている配管は、暗い赤・青・白・茶色・黄色など、さまざまな色のテープやスプレーで塗り分けられています。

何色で塗り分けるかは、工場や事業所ごとにルールを設けている場合もありますし、産業標準化法に基づき制定される鉱工業品などの国家規格である「日本産業規格(JIS)」に基づいて定められた色にしている場合もあります。

なぜ色分けが必要なのか?

色分けを行う理由は、配管の中を何が通っているか、配管がどのようにつながっているかを知るためです。色の塗り分けを行うことで、従業員はもちろんのこと、外部の業者がメンテナンスに入った場合などでも安全に作業ができるようになります。

JISでは、配管を通るものによって、以下のような色分けを行うことを推奨しています。

暗い赤:蒸気、うすい黄赤:電気、茶色:油、うすい黄色:ガス、青:水、灰紫:酸またはアルカリ、白:空気

色分けを活かし続けるために!運用上のポイントと注意点

配管の色分けは、工場内での作業を安全に行うために必要なものです。そのため、色が薄くなっていないか、配色は問題ないかなど、定期的なチェックを行うことが重要です。工場の配管は耐久性が高いものが多いものの、毎回稼働する際に目視による点検を行い、月に1回、年に1回といった頻度で定期的に点検を行うことをおすすめします。

定期的な点検やメンテナンスを怠ると、突発的に配管の漏れや詰まりが発生し、修理や交換に大きな費用が必要になりますし、場合によっては工場全体の稼働を停止せざるをえなくなることもあるからです。工場配管は外からの劣化が分かりづらいので、目視だけ頼らず、計画的にメンテナンスを行うようにしてください。

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工場配管はあらゆる製造現場の業務を支える重要な設備です。

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