• TOP
  • 学ぶ・知るコラム
  • チラー・クーリングタワー配管の点検・メンテナンスの必要性について解説!

学ぶ・知るコラム

チラー・クーリングタワー配管の点検・メンテナンスの必要性について解説!

チラー・クーリングタワー配管の点検・メンテナンスの必要性について解説!
投稿日:2025年11月21日

工場などで冷却された水が必要な場合、その水はチラーやクーリングタワー(冷却塔)といった設備でつくられています。チラーやクーリングタワーで冷却水をつくり、それらを必要な設備に届けるために、さまざまな場所に配管がつながっています。

配管に支障があれば、工場作業へも悪影響があります。今回はチラーとクーリングタワーの配管メンテナンスの必要性について紹介します。

チラー・クーリングタワー配管とは?

チラーもクーリングタワーも冷却水をつくる装置です。チラーは対象の機械や装置を冷却し、温度を一定に保つことも目的に設置されます。チラーによって、機器の過熱を防いで設備が安定して稼働できます。品質を左右する工程での温度管理にも活用され、産業用途だけでなく、医療、食品、空調まで幅広い分野で使われています。

クーリングタワーは冷凍機や産業用機械から排出される熱を持った冷却水を、水の蒸発(気化熱)を利用して冷却し、再び設備へ循環させることで温度を保つ装置です。クーリングタワーは水が蒸発する際に熱を奪う仕組みを利用して水を冷やします。外気の温度や湿度によって作れる水の温度が左右されるので、冬場でも10℃以下の水はつくれません。

一方でチラーはエアコンのように冷媒を用いて水を冷やすので5〜10℃程度の冷水を安定して供給できます。チラーもクーリングタワーも冷たい水の供給や循環のために、さまざまな配管でつながっています。

工場におけるチラー・クーリングタワー配管の役割とは?

チラーやクーリングタワーにつくった冷たい水を届けるのも配管を伝って行われますし、冷却に使われて温まった水を再び冷やすためにチラーやクーリングタワーに送り返すためにも配管が必要です。

チラー・クーリングタワー配管の洗浄・点検の重要性

配管には耐用年数があります。ただし、あくまでも耐用年数は目安に過ぎないため、使用環境に応じては早めの交換が必要になることもあります。定期的な点検やメンテナンスを怠ると、突発的に配管の漏れや詰まりが発生し、大きな費用が必要になりますし、工場全体の稼働にも悪影響です。配管の劣化は管の内側で主に起こるので、外観に問題がなくても定期的に点検やメンテナンス、必要に応じた修理と交換を行うことが重要です。

配管の点検やメンテナンスの頻度は、配管の素材や使用環境によって異なります。一般的には、毎回稼働する際に目視による点検を行い、月に1回、年に1回といった頻度で定期的に点検を行うことをおすすめします。

配管のメンテナンス方法には、目視以外にも配管の厚みの測定や配管の洗浄、研磨によるサビ取りなど、さまざまなものがあります。日々の業務がある中で、大がかりな点検を自社で行うのは困難なケースも少なくありません。適切な点検を行うためにも、定期点検は専門業者に依頼することも検討するとよいでしょう。

工場配管の設置・修理・メンテナンスなら当社にお任せください!

静岡スマートファクトリー.comを運営する富士酸素工業株式会社では、静岡県を中心に工場のさまざまな問題についてご相談を承っています。

今回ご紹介しましたチラーやクーリングタワーの配管以外にも、工場関連機器のお悩みもお伺いいたします。

静岡県内で、工場について何かお困りのことがあれば、静岡スマートファクトリー.comを運営する富士酸素工業株式会社まで、ぜひ一度お気軽にご相談ください。