精密機械や食品、薬品、衣類などを扱う工場において、雨漏りは製品や在庫に重大な被害をもたらす可能性あります。製品自体の損害だけでなく、作業用のロボットや設備にも被害が及ぶこともあり、工場稼働の停止や経済的な損失につながることもあります。
今回は工場屋根の雨漏りをテーマに、劣化のサインや補修方法を紹介します。
コンクリート造など、複雑な構造の建物の場合、雨漏り箇所の真上に原因があるとは限りません。工場屋根の雨漏りは谷樋(たにどい)や屋根にできた穴、雨どいなどから起きるのが一般的です。
谷樋とは屋根と屋根の間の箇所で、雨水が集中するため雨漏りが発生しやすくなっています。
工場屋根の雨漏りの多くは屋根の経年劣化によって発生します。工場屋根に多く用いられているセメントと繊維を混ぜて作った薄い板状の、波型スレート屋根は30年ほどが寿命だといわれています。
また、金属製の板を山形に折り曲げて強度を高めてるくられる折板屋根は、トタン屋根なら30年程度、ガルバリウム鋼板なら40年程度が耐久年数の目安です。
金属屋根は錆や腐食により穴が開くことがあるので、経年劣化を抑えるためにも定期的なメンテナンスが必要です。特に沿岸地域や交通量の多い地域の場合は、排気ガスや潮風で腐食が早く進む傾向があります。
屋根自体に問題がなくても、ゲリラ豪雨などで雨どいの容量を超えた雨が降ることで雨どいから雨があふれることで雨漏りにつながることもあります。
雨漏りが起こる前には、兆候となる劣化サインがあります。以下のようなサインを見つけたら、一度点検をすることをおすすめします。
・天井にシミができている
・壁にふくらみがある
・雨漏りの応急処置をしたまま放置している
・屋根がサビている
・屋根や雨どいに植物や苔が生えている
屋根の雨漏りはサビや穴などから発生します。スレート屋根の場合は劣化すると非常にもろくなっているため、直接乗るとひび割れて落下してしまう可能性もあります。雨漏りに対しては屋根には登らず安全な範囲で行える応急処置にとどめ、その後専門業者に依頼するようにしてください。
屋根の補修方法としては部分的ないし全体的な屋根の差し替えか、既存の屋根の上に新しい屋根材を被せるカバー工法などが挙げられます。カバー工法は既存の屋根の処分が不要なため、比較的費用が抑えられる点でメリットがあります。しかし、屋根が重くなるのでカバー工法が行えない場合もあります。
また、雨漏りを予防するためのメンテナンスとしては、屋根表面の汚れを取り除いた上で、防水のための塗料を塗布したり、コーティングしたりするなどが挙げられます。屋根の補修には時間も費用もかかるので、日頃から定期的なメンテナンスを行うことをおすすめします。
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