浴室リフォームにこそこだわりを!最高のくつろぎ空間を作り出そう

記事の執筆について

この記事は、地域密着で100年以上、ガスやリフォームに関することなら何でもお任せの富士酸素工業株式会社が監修するくらしのお役立ち情報です。

浴室リフォームを行うなら、省エネや節水以外の点にもきちんとこだわりましょう。リフォームのタイミングで、家族全員がくつろげるスペース作りも可能です。この記事では、浴室リフォームをするなら取り入れたい省エネ・節水型設備、浴室リフォームを成功させるポイントなどについて解説します。浴室リフォームを検討している人はぜひ参考にしてください。

浴室リフォームで何が変わる?

浴室リフォームで変えられることは意外とたくさんあります。実現できることがわかれば、自宅のお風呂をどのように変えたいかも容易にイメージできるようになるでしょう。ここでは浴室リフォームで変わることを4つ挙げて解説します。

きれいで快適な空間になる

きれいなお風呂

古い浴室はカビが生えていたり、タイルがはがれていたりして、見た目が悪いことも少なくありません。浴室の古い壁が新しくなるだけでも、空間が見違えるほどきれいになります。浴室の壁の色は種類が豊富です。何色にするかによっても印象が大きく変わります。全面を同じ色にせず、1面だけを色や柄の入ったものにしてもよいでしょう。

また、リフォームを機に浴槽の大きさ、洗い場などの広さも変えられます。壁の裏側に無駄な空間があれば、それを利用して浴室を広くすることも可能です。狭いと感じているなら、どれくらい広げられるか相談してみてもよいでしょう。

使い勝手がよくなる

浴室の水栓を新しいものに替えると、見た目の印象が変わります。吐水、止水を手元でできるようになっているものや、シャワーの温度を細かく調整できるものなどもあるので、操作しやすいものを選んで導入するとよいでしょう。
日頃、日当たりの悪さや室内干しの生乾き臭に悩まされている場合は浴室乾燥の導入もできます。天気の悪い日や夜間でも浴室を利用して洗濯物を干せるようになるため便利です。棚や鏡などを使いやすい形にレイアウトできるので、欲しい機能を取り入れられるチャンスと捉えるとよいでしょう。

衛生面・安全性がアップ

風呂場

浴室リフォームをすると、多くの場合、浴槽や床、壁などの材質が変わります。汚れが付きにくく、乾きやすい素材を選べば、カビが生えにくく、掃除もしやすくなるでしょう。床の段差をなくしたり、滑りにくくしたりすることも可能ですし、浴槽の周囲や洗い場の壁に手すりを付けることも可能です。
まだ若い人でも、将来のことを考えて付けておくとよいでしょう。浴槽をまたいで出入りしやすい高さにするとさらに安全性が増します。

光熱費を削減できる

浴室リフォームを機に、省エネ性能の高い設備を導入したり、古い設備を省エネ性能の高いものに交換したりすることもよくあることです。
浴室の場合、お湯の使用量が減れば、沸かすためのガスや電気の使用量も減ります。お湯を沸かす回数が減れば、同様にガスや電気の使用量が減るので、光熱費削減の効果が出やすい場所です。
毎日の積み重ねで大幅な削減にもつながり、効果も目に見える形になるでしょう。

浴室リフォームで選びたい省エネ・省水型設備

浴室に限らず、昨今のリフォームではエコや持続可能性を重視したものが人気です。浴室は、家族全員が毎日使用する場所だからこそ、快適性だけでなく、省エネや省水は大事になります。
ここでは、浴室リフォームをするならぜひ選びたい、省エネ・省水型設備について解説します。

浴室リフォームで選びたい省エネ設備

まず、おすすめの省エネ設備を2つ紹介します。
快適性の向上にもつながるものなので、ぜひ参考にしてください。

高断熱浴槽

風呂

高断熱浴槽は、その名が示す通り、断熱性能に優れた浴槽です。
ユニットバスの浴槽は、一見すると浴室の床上に置かれているように感じるかもしれません。
しかし、実際は床下に埋め込まれています。床下の断熱がきちんとできていない場合、浴槽はあらゆる方向から冷気を受けるため、お湯がすぐに冷めてしまうでしょう。

浴槽はもともと冷気から中のお湯を守るような構造になっていますが、高断熱浴槽は浴槽の周りに保温材が吹き付けられていたり、断熱材で覆われていたりします。
断熱性の高いふたとの組み合わせで、4時間後の湯温低下を2.5℃以内としている製品が主流です。長時間快適なお湯の温度をキープできるため、追い炊きの回数を減らすことができます。光熱費削減に効果的です。

LED照明

電球の交換

白熱電球や蛍光灯をLED照明に替えることで、消費電力を大幅に減らすことができます。LEDの省電力は、白熱電球の約20%、蛍光灯の約30%です。消費電力を7〜8割削減できるため、節電効果が高いといえます。
また、LEDは寿命が約4万時間〜6万時間と長く、長期間交換の必要がない点も魅力です。LEDは一度交換したら10年以上長持ちするため、同じ点灯時間で比較すると、LED電球の価格が高くても、電気代を含めたトータルのコストは大幅に安くなります。
ちなみに、白熱電球の寿命は約1000時間〜2000時間、蛍光灯は約6000時間〜1万2000時間です。

浴室リフォームで選びたい節水設備

省エネの次は、節水です。おすすめの節水設備を3つ紹介します。
快適さを損なわず節水できるものもあるので、導入を検討してみましょう。

節水タイプ浴槽

節水タイプの浴槽

節水タイプ浴槽とは、浴槽内に段差(ステップ)がある浴槽のことです。
出っ張っている部分の体積だけお湯を節約できる仕組みになっています。浴槽やステップの形、深さなどのバリエーションが豊富です。ステップ部分に足を乗せて入れば、少ないお湯の量でも足を伸ばして肩までお湯に浸かれます。
ステップに腰かければ、半身浴にも便利です。小さい子供は段差部分に座れることで安全に入浴できます。

節水型シャワー

浴室のシャワー

節水型シャワーとは、少ない湯量で、十分な勢いのある浴び心地の良いシャワーを出せるシャワーヘッドのことです。穴の大きさを小さくしたり、空気を含ませたりするなど、普段通りに使ってもお湯の量が自然と減る工夫がされています。
シャワーのお湯の量が減ることで削減できるのは水道代だけではありません。お湯を沸かすためのガス代や電気代も減らせます。

節湯水栓・節水型水栓

リフォーム直後のお風呂

浴室リフォームで導入できる節湯水栓・節水型水栓は、水やお湯の出しっぱなしを防ぎ、無駄遣いを減らす工夫がされた浴室シャワー水栓になります。
浴室シャワー水栓は、サーモ水栓とシャワーヘッドの組み合わせたものです。節湯・節水の効果をうたうためには、次のような基準を満たしていなければなりません。

A.    手元などで簡単に操作して止水できるものは、従来型と比較して20%削減
B.     流す水の量を減らす場合は、最適流量が毎分8.5L以下(従来型と比較して15%削減)

AとBを組み合わせた場合は、従来型と比較して32%削減でき、子供や高齢者でも使いやすい水栓に交換することで、節湯・節水の効果が高まります。

満足度の高い浴室リフォームを実現する5つのポイント

浴室リフォームは一度行ったら、次にするのは10年〜20年先になるでしょう。そう簡単にはやり直せないため、後悔のないようにリフォームしなければなりません。
そこで、浴室リフォームの満足度を高めるために抑えておきたいポイントを5つ挙げ、解説します。

目的の明確化と優先順位付け

リフォームは、浴室の場合に限らず、目的を明確にすることが大事です。
現状についてどのような不満や問題点があるのかを洗い出すことで、リフォームで何を解消しようとしているのかがはっきりします。一口に浴室リフォームといっても、浴室や浴槽のサイズアップ、バリアフリーなど、家庭の事情によって必要なリフォームの内容が異なるはずです。
まずは家族で話し合って、どのような浴室が理想なのかを明らかにしましょう。理想の浴室の形がはっきりすれば、リフォーム業者とのイメージ共有もしやすくなります。

無理のない予算を組む

ユニットバスのリフォーム

いくらお金をかけられるかがわからない状態では、必要な工事を依頼することもできません。予算を決めずにいきなりカタログや実物を見てしまうと、最新技術に目が向き、どんどんリフォーム費用がふくらんでしまいます。
その点、浴室リフォームにトータルでいくらかけられるか、最初に予算を決めておけば、優先順位の高い工事から順番に割り振れます。コストを抑えながらでも、満足感の高いリフォームになるでしょう。

信頼できる業者を選ぶ

リフォームの成否は業者選びでほぼ決まってしまいます。ですから、費用の安さだけで決めてはいけません。これまでの浴室の問題点や理想について聞き出しながら、無駄なコストがかからないような提案をしてくれる業者が理想です。予算的に厳しい点、スペース的に難しい点などについては、理由も含めてきちんと説明してくれる業者を選びましょう。無理な場合は代替案を示してくれる業者がおすすめです。浴室のリフォーム実績があり、アフターフォローもしっかりしているところを選びましょう。

機能性や快適性を向上させる

ユニットバスのリフォーム

浴室リフォームを考えるきっかけとして多いのが、不便に感じている点を解消したい、くつろげる浴室にしたいというものです。浴室が単に新しくなっただけでは、満足度はそれほど上がりません。機能性が向上する設備は入れる方向で考えましょう。
予算的に難しければ、優先順位の高いものだけでも入れる工夫をします。もちろん、快適性にもこだわりたいところです。限られたスペースでも、工法を工夫することで浴槽や洗い場を広げることができます。
諦めずに一度リフォーム業者に相談してみましょう。

可能なら実物に触れてみる

省エネ・節水の効果はカタログの数字だけ見てもイメージがわきません。実際に触れられる機会があれば、実物に触れてみるとよくわかるでしょう。
ショールームなどでは、どれくらいの効果があるのか、わかりやすく展示されています。
特に節水タイプ浴槽は、人によって浴槽への出入りがしにくい、入っているときの体勢が辛いと感じることも少なくありません。節水効果の高さだけでなく、実際に浴槽に入ってみて、気に入った形のものを選ぶのがおすすめです。

補助金利用も視野に


補助金

2023年11月2日以降に着工するリフォームには2024年度の子育てエコホーム支援事業の補助金を活用できます。
浴室リフォームには補助金の対象となる工事が多いので、確認してみましょう。
補助金の対象とするためには、3種類の必須工事のうちいずれか1つを行っていなければなりません。しかし、1つはエコジョーズなどの高効率給湯器の導入なので、意外とハードルが低いといえます。

子育て世帯と若者夫婦世帯を対象とした制度ですが、リフォームの場合は世帯を問われません。対象となる工事を行っていれば誰でも利用できるので、利用を視野に入れておきましょう。
高断熱浴槽や節湯水栓の導入だけでなく、段差解消、外窓交換、手すり設置、廊下幅の拡張、浴室乾燥機の設置などもこの補助金の対象です。

リフォームのプロに相談してみよう

現在の浴室に不満や不安があるなら、とりあえずリフォームのプロに相談してみるのも1つの方法です。実績の多いリフォーム業者なら、施工例からどのような問題点を解決できるか、いくらくらいかかりそうかなど、わかりやすく教えてくれるでしょう。
富士市・富士宮市にお住いの方は、ぜひ富士酸素工業株式会社にご相談ください。

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