お問い合わせの背景

先方様の整備工場では、弊社のガスや溶接機器・工具等を購入して頂いており、濃いお付き合いがございました。
水銀灯の製造中止・輸入禁止を受け、国内での水銀灯在庫数も僅少となることが予想されるため、訪問時にLED照明への切替を勧めたことが今回の背景になります。

お困りごとの内容

ヒアリングした結果、水銀灯の購入が至難なことに加え、『部品棚が暗く細かい部品を探すのが大変』、『毎日水銀灯を点灯しているので球切れになった際の交換が面倒』、『部品棚周辺照明スイッチが離れている場所にある為、集約したい』などのお困りごとが判明しました。
また、ご担当者様は省エネの意識も高く、電気料金のコストダウンを図りたいとの要望もありました。
現地調査を実施した後、機種選定・台数・金額・LEDに変えた際の照度分布図・電気コストシュミレーションを無料提示し、提案させて頂きました。

効果

効果としては、まず４灯設置されていた検査室・コンプレッサー室を、２灯の設置で賄う事が出来ました。
もちろん、LED照明への交換に伴い、上述のお客様のお困りごとも解決することができました。
部品棚周辺の暗さについては、部品棚周辺が明るくなり部品を取りやすくなったと大変喜んで頂けました。
また、水銀灯の平均寿命が700Wで約12,000時間なのに対しLED照明は約60,000時間と高寿命なため、球の交換作業に掛かる時間や手間も省く事が出来ました。
さらに、LED照明はスイッチを入れると瞬時に点灯することに加え、部品棚周辺の照明スイッチを配電盤へ集約したため、点灯・消灯時のわずらわしさも無くなりました。
省エネの観点では、水銀灯700Wに対して相当品のLED照明は電力150Wのため、かなりのコストダウン効果が見込まれます。
先方様の工場が沿岸に近い事もあり、防塵・防滴のIP65を使用し、耐久性も重視しました。

今後の展開

お客様の整備工場の床にて、機械油汚れや重機の出入りによって出来た亀裂と劣化が見られるため、床塗装での補修を現在提案中です。
また、船内の材料保管場所のライトがメタルハライドライト（200V）との事なので、コンパクトかつ100Vで使用できるLED照明（水銀灯の1000W相当で防塵・防滴IP65）を提案しています。
今後もお客様のお困り事を抽出し、仮説を立てピンポイントの商品案内をしていきます。