溶接方法には様々な種類がありますが、溶接ヒューム法改正によりどんな溶接方法が特別措置の対象となるのか?わかりやすくご紹介します。
金属アーク溶接等の作業時に発生する溶接ヒュームには、肺がんを引き起こす恐れがあり、またヒュームに含まれるマンガンは神経障害を引き起こす恐れがあることが明らかになりました。このため、溶接ヒュームは特定化学物質障害予防規制(特化則)により規制の対象に。金属アーク溶接作業等を行なう事業者は、特別措置の対象となりました。
今回の法改正で特別措置の対象となるのは、金属アーク溶接だけではありません。では、どんな溶接方法が対象となるのか?以下に主要な溶接法が対象になるかどうかまとめましたのでご覧ください。
溶接の種類 | 措置は必要か? |
炭酸ガスアーク溶接 | 必要 |
プラズマアーク溶接 | 必要 |
TIG溶接 | 必要 |
MIG溶接 | 必要 |
MAG溶接 | 必要 |
ガス溶接 | 不必要 |
レーザー溶接 | 不必要 |
令和3年4月1日期限の措置を皮切りに、段階的に措置期限が設けられています。各措置の期限を確認しながら、計画的に対応をしていきょうましょう。
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