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導入事例

耐久性向上のためキュービクルの遮熱塗装をした事例

耐久性向上のためキュービクルの遮熱塗装をした事例|静岡スマートファクトリ―.com
お客様名 静岡県東部 富士化工株式会社様
導入製品 耐久性向上のためキュービクルの遮熱塗装
導入後の効果1 稼働時の負荷の低減により耐久性の向上
導入後の効果2 内部温度上昇の抑制による省エネ効果

お問合せのきっかけ・弊社にご依頼いただいた背景

以前より様々なお問合せ、ご注文を頂いている大事なお客様であり、今回先方様よりキュービクルの架台を塗装したいと要望があり塗装工事を実施致しました。その際にキュービクルの外装も塗装したいとの追加要望があり耐久性を見据え遮熱塗料での施工を提案した事がご依頼を受けた背景となります。

お困りごとの内容

キュービクルは屋外設置の為、直射日光での紫外線や雨風等で錆や色あせ等、経年劣化が著しく見えていました。キュービクルの機械は内部に精密機器が搭載されている為、高温になると誤作動を起こすなど故障の原因につながります。特に夏の暑い時期は外装の表面温度が60℃になる事もあります。キュービクルを買い替えるとなると金額面や納期など懸念材料が多く出てきます。そこでキュービクルの耐久性をあげる為、外装へ遮熱塗料を塗り内部温度上昇を抑える施工の提案をしました。

施工前
施工前
施工完了全体図
施工後

効果

キュービクルの外装に遮熱塗料を塗る事で太陽からの輻射熱を反射させる効果があります。これにより内部の温度上昇を抑え稼働時にかかる負荷を低減する事が出来ると思います。負荷を低減する事で精密機器の耐久性が良くなる事や電力消費を抑えるなどメリットがでます。施工後計測した結果、表面温度が施工前で44.5℃、施工後は31.7℃と夏の暑い時期でない10月でも10℃以上差が出た結果となりました。お客様にも目に見える効果が出て大変喜んで頂きました。来年電力のデマンドを確認し省エネ効果が少しでも出ていれば『工場にある他のキュービクルも遮熱塗料を塗りたい。』と言って頂けました。

施工画像
中塗り・上塗り作業
  集塵機2号機
10/4 午前9:00測定 遮熱塗装前の温度 44.5℃
  集塵機1号機
10/4 午前11:20測定 遮熱塗装前の温度 31.7℃

今後の展開

省エネ対策や工場改修提案は引き続き行っていきたいと思います。また、日頃から大変忙しく多彩な部品を製造しているお客様ですので今後人手不足も懸念されるだろうと想定し省力化や、生産管理や在庫管理を見える可するIoTの機器情報もご提案していければと考えています。