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塗り床に求められる「はつり作業」とは?

塗り床に求められる「はつり作業」とは?
投稿日:2025年2月19日

塗床(ぬりゆか)工事とは

塗床工事は、その名の通り、床に塗装を施す作業です。塗床は、ペンキを塗るように一度で完了するものではなく、下塗り・中塗り・上塗りといった段階を経て完成します。床の用途に合わせて必要なコーティングを施すだけでなく、コーティングが剥がれないように丁寧で正確な作業が求められます。

塗床工事の「はつり作業」

はつり作業は、コンクリートに対して行う、切る・削る・穴をあける・壊すといった作業全般を指します。例えば住宅のリフォームであれば、コンクリート製の壁や土間を壊すことや、表面を削る作業をいいます。

塗床工事における「はつり作業」は、塗床の前に専用の機械で床材の表面を削り、床材と塗料との密着度を高める作業のことです。つまり、塗床の前段階の下地作りにあたる行程がはつり作業です。

「はつり作業」のメリット

塗床を行う前や塗床をやり直す前にはつり作業を行うことで、塗床の質が向上できます。例えば、既にひび割れやへこみがある床に対してはつり作業を行わずに塗床を行うと、塗床が浮いたり、数か月で剥がれてしまったりといった状況になりかねません。

はつり作業で、塗床をするに適した状態に整えることで、塗床が長持ちし、結果としてメンテナンスの手間やコストが減らせます。

当社の塗床の施工事例をご紹介

協和工業株式会社様

【お困りごとの背景】

油をたくさん使うとともに、加工製品や材料の運搬が頻繁にある工場だったため、床面の消耗が早く、剥がれた塗料片が製品などに付着するトラブルが頻発。お客様自身で市販のエポキシ系塗料を塗って対応していたものの、頻繁に塗り直しが発生するため煩わしさを感じていました。

消耗を遅らせ、塗り直しの手間を極力減らすため、床面への吸着力の高いナノ密着塗料『密着!!油まみれでも』で施工。過酷な環境でも、消耗しにくい床面を実現しました。

加えて、今後、お客様自身でも手入れができるよう、同時に施工講習も実施しました。

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