乾太くんの専用台は必須?自前の設置台や造作棚に置いてはダメ?
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乾太くんは口コミ人気の高いガス衣類乾燥機ですが、洗濯機とは別に設置するので、専用台が必須だと思っている人もいるのではないでしょうか。実際、SNSでも専用台を使うか自前の設置台に置くかということが話題になっていました。そこで、専用台に設置するメリットとデメリット、自前で棚を作るときの注意点について解説します。乾太くんの導入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
乾太くんの専用台とは?
乾太くんの専用台とは、リンナイ社が乾太くんの設置用に販売しているオプション品です。洗濯機の幅や高さに合わせられるのが特長で、高、中、低の3タイプがあります。高タイプは2種類あるので、全部で4種類の中から設置したい場所に合うものを選ぶ形です。
洗濯機の上に乾太くんを設置する場合は、防水パンの内側か外側に脚が入るか確認してください。防水パンの外側に設置する場合は、3cm以上の隙間が必要です。防水パンの内側、外側のどちらかに脚が入れば設置できます。色は乾太くん本体と同じピュアホワイトのみです。
乾太くんは専用台に設置しなければダメ?
結論から言うと、乾太くんは専用台に置かなくても構いません。リンナイ社の調べでは、乾太くんを利用している人の約6割は専用台に設置しているものの、残りの約4割はそれ以外のものを使って乾太くんを設置しているとのことです。ちなみに、4割の内訳を見てみると、造作棚に設置が約3割、直置きが約1割でした。
このアンケートでは、造作棚の中に専用台以外の棚や台がすべて含まれているようですが、実際はそれぞれニュアンスが違います。自前の棚というときは、材料を問わずDIYした棚ですが、造作棚というときは、大工さんや建築の専門家が新築やリフォームの際に作り付けする棚です。設置台は、乾太くんを使いやすくするために少しだけ高さを上げる台のことを指します。このような違いを踏まえながら、続きを読み進めていってください。
乾太くんを専用台に設置するメリット・デメリット
乾太くんを専用台に設置することにはそれなりのメリットがあります。しかし、デメリットもないわけではありません。専用台を使うかどうか自分なりに判断できるように、専用台に設置するメリットとデメリットを知っておきましょう。
乾太くんを専用台に設置するメリット
専用台の最大のメリットは、乾太くんの大きさ、重さに合わせて作られている点です。乾太くんは運転中振動するので、動作中の乾太くんを支える十分な強度があるというのは安心にもつながります。また、乾太くんの色に合わせられているので、棚や脚が本体となじんで目立ちにくいのもメリットの1つと言えるかもしれません。さらに、専用台は価格が手頃です。棚や設置台を自前で作るよりも費用を抑えられます。乾太くんの導入には本体価格のほかに設置工事費もかかるので、置き場所にはお金をかけたくないという人もいるでしょう。そのような人に専用台は便利です。
乾太くんを専用台に設置するデメリット
専用台は乾太くんと同じ色で、目立つことはありませんが、おしゃれとは言いかねます。素材感がそのまま出ている棚ですから、置き場所のテイストに合わない場所もあるでしょう。また、洗濯機の上に乾太くんを設置する場合は、防水パンの周りに脚を設置できるスペースが必要です。防水パンの内か外に3cm以上の隙間がなければ設置できないというのもデメリットと言えるかもしれません。
さらに、洗濯機の上に置く場合、専用台を利用すると快適な高さにできないこともあります。下に置く洗濯機の開け閉めを考慮して高さを決めなければならないからです。専用台は高さ調節ができると言っても、段階的な調節しかできません。使う人の身長によっては踏み台を用意しなければ、乾太くんの内部が見えにくくなってしまいます。
乾太くんを造作棚に設置するメリット・デメリット
乾太くんを専用台に設置するメリット・デメリットがわかったところで、造作棚に設置するメリット・デメリットについても見ておきましょう。どちらにも一長一短あるので、自分にはどちらが向いているか判断する材料にしてください。
乾太くんを造作棚に設置するメリット
造作棚は新築やリフォームのタイミングに作るため、壁の中に隠れた柱を利用して強度を確保することができます。支柱や脚を無くすこともできるため、見た目をスッキリさせられる点が最も大きいメリットです。余分な支柱や壁がなければ、掃除はほこりが溜まる底板だけで済みます。掃除がかなり楽になるでしょう。
また、専用台の高さや幅の調整は段階的にしかできませんが、造作棚は高さや幅を数ミリ単位で調整できます。設置場所の雰囲気に合わせたり、使う人に合わせたりしやすいのもメリットと言ってよいでしょう。
乾太くんを造作棚に設置するデメリット
乾太くんは、本体重量が40kg以上あるうえに、稼働時間中は振動もあるので、乾太くんを上に置くためには十分な荷重、耐久性が必要です。薄い板や弱い壁では造作棚は作れません。十分な強度が必要なため、材料費や設計費、作業費など、棚づくりには費用がかかります。また、造作棚は設置場所の構造を利用して強度を確保するので、新築時以外はリフォームが必要です。後付けが難しいという点もデメリットだと言ってよいでしょう。
自前で棚や設置台を作るときのポイント
自前の棚や設置台は強度面に不安がありますが、きちんとポイントを押さえれば、安全かつ使いやすいものを作ることも可能です。そこで、自前で棚や設置台を作るときに重視すべきポイントを2つ紹介します。
棚の高さは使う人の身長に合わせる
自前で棚や設置台を作る場合は、ミリ単位で調整して使い勝手のよい高さにすることが可能です。そのメリットを活かして、使う人が洗濯物の出し入れや乾太くんの手入れをしやすい高さに合わせましょう。縦型洗濯機の上に棚を作るときは、上部から洗濯物を出し入れすることも考慮しなくてはなりません。乾太くんの置き場所は洗濯機の上でなくてもいいので、作業のしやすい高さにすることを最優先します。スペースがあるなら、洗濯機の隣や別の部屋に棚や設置台を作るのもおすすめです。
十分な強度を確保する
乾太くんの本体重量は約41kg、1回あたりの稼働時間は約1時間です。それらを考慮すると、棚や設置台は重さだけでなく振動にも耐えられるものでなければなりません。強度が足りない場合は思わぬ事故につながります。安価な板材を利用して棚や設置台をDIYするのはとても危険です。費用はかかりますが、住宅メーカーやリフォーム会社に設計や製作を依頼することも考えましょう。
実は推奨品の専用台もある
実は、乾太くんのカタログには、リンナイ社純正の専用台以外に他社製の専用台が推奨品として掲載されています。1つは背面の壁に取り付けるタイプの棚で、脚や側面の壁がありません。もう1つは洗濯機の横に置ける引き出し・スライドカウンター付き設置台です。どちらも純正の専用台よりも価格が高いという難点があります。しかし、専用台の脚を置くスペースがない場合や、専用台の下を有効利用したい場合には選択肢の1つになるでしょう。カタログ掲載商品なので、気になる人は、乾太くんを取り扱っているお近くのガス会社に問い合わせてみてください。
まずはガス会社に相談してみよう
新築の場合を除けば、乾太くんをどこに設置できるか、ガス会社に確認してみなければわかりません。置き方や設置台についての提案を受けたうえで、専用台を使うか自前の棚や設置台を作るか決めることになります。乾太くんの設置に関することは、お住いの地域のガス会社に相談しましょう。
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