古くなったり故障したりしたガス給湯器の交換にはいくら必要なのか、気になりますよね。設置にかかる費用は、給湯器本体の値段だけではありません。
この記事では、ガス給湯器の交換にはいくらぐらいかかるのか、目安について解説します。ガス給湯器の交換を考えている方はぜひ参考にしてください。

ガス給湯器の交換にかかる費用の内訳

給湯器の交換にかかる費用は、大きく分けて2種類あります。本体価格と工事費です。工事費はさらに標準工事費と追加工事費に分けられます。標準工事費とは、もともとあった給湯器を同じタイプの給湯器に交換する際、最低でもかかる費用のことです。

一方、追加工事費とは、標準工事では設置できなかったときに発生する工事にかかる費用のことを言います。見積書を確認するときに、きちんと分けて書かれているか確認するようにしてください。 

ガス給湯器本体の値段はいくらが目安？

給湯器の設置タイプ、搭載されている機能の種類、号数などによって値段が変わり、機能が充実しているもの、号数が大きいものほど高くなります。業者に依頼して見積もりを取ると、同じタイプ、同じサイズでもメーカーによって割引率に差があるため、値段に差が出てくるはずです。

標準的なガス給湯器本体の値段は10万〜30万円です。暖房機能も追い炊き機能もないタイプなら10万〜15万円、追い炊き機能付きなら20万〜30万円が相場といえます。

最も機能が充実している追い炊き機能付き、エコジョーズ、フルオートタイプになると、25万〜35万円かかると考えておけばよいでしょう。

標準工事費の内訳と費用の目安

標準工事費の内訳は下記の通りです。

1.  既存給湯器の撤去・回収費用：廃材の処分などにかかる費用を含む
2. 新規給湯器の設置工事費
3. 給水・給湯管接続工事費
4. ガス管接続工事費
5. 保温工事：配管に保温材を巻く工事
6. 点火試験費：取り扱いの説明を含む
7. リモコンの接続工事費
8. 諸経費：運搬費、車両経費、一般管理費

これら標準的な工事にかかる費用の目安は3万〜6万円です。ただし、依頼する業者によって異なり、幅もあります。

追加工事費が必要になるケースと費用の目安

追加工事が必要になるのは次のようなケースです。

1. 設置する場所が変わる場合
2. 追い炊きなしを追い炊きありに変える場合
3. 異なる設置タイプの給湯器に変える場合
4. 部材や配管などの交換が必要な場合
5. 屋外から屋内設置に変える場合
6. PS（パイプシャフト）に設置されている場合
7. 電源を増設しなければならない場合
8. 高層階やエレベーターのない3階以上に設置する場合
9. 作業の難しい場所で設置工事する場合
10. 配管カバーを付ける場合
11. 寒冷地での設置工事の場合

複数の条件に当てはまれば、それだけ追加工事の数が増え、かかる費用も高くなります。

エコジョーズに交換するときの費用

従来型のガス給湯器を省エネ性の高いエコジョーズに交換するときは、ドレン排水工事が必要となることが多く、その場合は追加工事費が必要です。従来型の給湯器の場合、お湯を温めたときに発生する200℃という高温の排気は、そのまま外部に放出されますが、エコジョーズでは、その熱を二次熱交換器で水を温めるために使います。その際に発生するのが50度の排気とドレンです。

二次熱交換器を通過した水を80℃にまで温めた排気の温度は、50℃まで下がります。温度が下がった空気は飽和度が下がり、含むことができる水の量が減るため、ドレンが発生することになるのです。ドレンを給湯器近くの雨どいや側溝などに排出できるようにする工事がドレン排水工事で、雨どいにドレン排水を流す場合は、ドレン配管を雨どいに接続する工事をします。ドレン排水工事費は、工事そのものにかかる費用と必要な部材の費用を合わせて4万円程度です。

見積もりは内訳までしっかり確認しよう

ガス給湯器の交換を依頼するときは、きちんと見積もりを取りましょう。そして、見積もりの内訳まできちんと確認することが大事です。○○費一式のようにまとめて書かれている場合は注意が必要です。その場合は、内訳はどのようになっているのか、確認するようにしましょう。

ガス給湯器の交換は、安さだけで判断してはいけません。ガス給湯器交換の技術と実績がある、信頼できる業者を選びましょう。富士市・富士宮市にお住まいの方は、富士酸素工業にご相談ください。

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