キッチンリフォームのトレンドは?コストを抑えて使い勝手を向上させるコツ
この記事は、地域密着で100年以上、ガスやリフォームに関することなら何でもお任せの富士酸素工業株式会社が監修するくらしのお役立ち情報です。
キッチンリフォームのトレンドを参考にすることには意味があります。どのようなキッチンが人気になるか、時代ごとの社会的背景が現れているからです。せっかくリフォームするのですから、コストだけでなく使い勝手にもこだわりたいですよね。
この記事では、リフォームの最新事情や使い勝手のよいレイアウト、コストと品質のバランスの取り方などについて解説します。キッチンリフォームを検討している人はぜひ参考にしてください。
キッチンリフォームの最新トレンド
まずは、昨今どのようなキッチンリフォームが流行っているのか、最新のトレンドを見ておきましょう。ここでは3つピックアップして紹介します。今の時代を表すキーワードが何なのか、チェックしておきましょう。
自然素材の利用
自然を取り入れたナチュラルモダンや北欧スタイルが人気です。キッチンのどこかに、自然の美しさを取り入れる傾向が見られます。
具体的には、カウンターに天然木や大理石を使用したり、無垢材でキャビネットを作ったりするといった具合です。一部アクセントとして取り入れる場合もあれば、全体的に自然素材を利用する場合もあります。
スマートホーム技術の導入
スマートホーム技術が年々進歩していることから、ハイテク要素をキッチンに取り入れるのがトレンドになっています。具体的には、タッチパネルで操作できるコンロや、センサーが搭載されている水栓、音声アシストで操作の順番がわかる調理家電などの導入です。働きながら、子育てしながらでも使いやすいキッチンを求める傾向が明らかに見られます。
サステナブル要素を取り入れたデザイン
エコや持続可能性の重視も近年のトレンドです。LED電球の使用や、節水型設備の採用、省エネ家電・設備の採用などは、今や当たり前となっています。システムキッチンにもリサイクル可能な素材が多く使われるようになりました。再利用できる素材を取り入れるだけでなく、分別・再利用しやすいデザインが採用されています。
人気色は落ち着いた色
キャビネット、壁、キッチンパネル共に、白、ベージュ、グレー、木目調などが人気です。アクセントとしてはっきりした色を取り入れるケースもありますが、全体としては落ち着いた色を使う傾向が見られます。
無機質な感じよりも自然のぬくもりを感じられる空間が好まれているようです。長く使っても飽きないような色が多く選ばれています。
レイアウトの変更でキッチンを使いやすく
キッチンリフォームにおいて特に重要となるのがレイアウトです。キッチンレイアウトにはI型、Ⅱ型、アイランド型、ペニンシュラ型、L型、コの字型などの種類があり、目的に応じた形にリフォームすると使い勝手が劇的に良くなります。シンク、コンロ、冷蔵庫の位置関係をワークトライアングルというのですが、この位置関係は正三角形に近くなるのが理想です。
それぞれの理想的な距離は次のようになります。
- シンク・コンロ間:120~180cm
- コンロ・冷蔵庫間:120~270cm
- 冷蔵庫・シンク間:120~210cm
これら3辺の合計が360cm〜660cmになるようにすると使い勝手が良く、Ⅱ型かコの字型にレイアウトするとワークトライアングルを実現しながら、たっぷり収納も得られるのでおすすめです。また、冷蔵庫、シンク、調理台、コンロは、右利きなら右回りに、左利きなら左回りに配置すると使いやすくなります。
品質を維持しながらコストを抑えるコツ
キッチンリフォームにかけられるお金には限度があるでしょう。しかし、コストカットのために品質をおろそかにしてはいけません。使い勝手が悪くなり、不満も出てきやすくなります。
キッチンは毎日使うところですから、それなりの品質は保つようにしたいところです。そこで、品質を維持しながらコストを抑えるコツについて解説します。
リフォーム会社を選ぶ
キッチンリフォーム実績の多いリフォーム会社を選ぶことで、コストを抑えながら、一定の品質を保ったリフォームが可能になります。実績のあるリフォーム会社には、豊富なリフォームアイデアがあるからです。
相談しやすく、リフォームの目的や理想の形を共有しやすいリフォーム会社を選びましょう。
品質を維持しながら、コストを抑える工夫をしてくれるリフォーム会社がおすすめです。
そのためには、まず見積もりを取ってみましょう。リフォーム会社の姿勢が見積もりには現れます。リフォーム会社が一方的にすすめる形ではなく、依頼者の希望を聞いたうえで、納得のいくスタイル、金額を提示してくれるリフォーム会社を選ぶことが大事です。
こだわりはポイントを絞って導入
家の中でもキッチンはこだわりたい空間の1つでしょう。
しかし、すべてのこだわりを実現しようとすると、コストがどうしても膨らんでしまいます。こだわりたいことに優先順位をつけ、優先順位の高い部分にコストをかけるようにするのがおすすめです。
すべての部分にまんべんなくコストを振り分けるより、ポイントを絞ってしっかりコストをかけた方が、満足のいくキッチンになります。
補助金を使ってリフォーム
予算に限りがあるなら、上手に補助金を活用しましょう。キッチンリフォームにかけられるお金が増え、理想のキッチンに近づけやすくなります。
ここでは、どのような補助金があり、どのような要件を満たせば対象になるのかを解説しますので、参考にしてください。
キッチンリフォームに使える補助金
キッチンリフォームに使える補助金には、国の補助金と自治体の補助金があります。
自治体の補助金は、住んでいる自治体ごとに要件や補助金額が異なるので、自治体に問い合わせるか、ホームページなどで確認してみましょう。
国の補助金でキッチンリフォームの対象となるのは「子育てエコホーム支援事業」です。
必須工事が3種類あり、必須工事のいずれかを行っていれば、任意工事についても補助を受けられます。子育て世帯及び若者夫婦世帯を対象とした制度ですが、リフォームに関しては一般世帯でも利用可能です。
キッチンリフォームで補助金を受ける要件
エコジョーズなどの高効率給湯器導入は子育てエコホーム支援事業の必須工事の1つです。
キッチンリフォームの場合、最も関係が深いのはこの工事になりますが、他の部屋で必須工事を行っている場合も、任意工事としてキッチンリフォームの補助を受けられます。補助金の対象となる任意工事には、家事負担を軽減する設備の設置という項目があるので、これを利用するとよいでしょう。
ビルトイン食器洗機や、掃除しやすいレンジフード、ビルトイン自動調理対応コンロの設置、キッチンセットの交換を伴う対面化改修工事が補助金の対象となります。
なお、申請は工事の完了後で、申請を行うのはリフォーム業者です。リフォームの際に補助金を受ける旨を伝えておけば、完了前に申請の予約ができます。
受けられる補助金の額は?
子育て世帯または若者夫婦世帯と、一般世帯とでは受け取れる金額が異なります。
子育て世帯は申請時に18歳未満の子供がいる世帯、若者夫婦世帯は申請時にどちらか一方が39歳の夫婦です。
具体的な金額は以下のようになります。
<子育て世帯または若者夫婦世帯の場合>
- 既存住宅を購入してリフォームする場合:60万円
- 長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合:45万円
- それ以外のリフォームの場合:30万円
<その他の世帯>
- 長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合:30万円
- それ以外のリフォームの場合:20万円
キッチンリフォームはプロの意見を取り入れてお得に!
キッチンリフォームは、どの業者に工事を依頼するかによって大きな差が出ます。
コストを抑えながら、理想を実現するために重要なのは、豊富なリフォーム実績とアイデアを持つリフォーム会社を選ぶことです。希望や要望を共有して一緒に理想のキッチンを作り上げてくれるリフォーム会社を選んで依頼しましょう。
富士市・富士宮市でリフォームを検討されている方はぜひ富士酸素工業株式会社にご相談ください。