リフォーム費用はいくらかかる?相場の見方と予算の設定方法を理解しよう
この記事は、地域密着で100年以上、ガスやリフォームに関することなら何でもお任せの富士酸素工業株式会社が監修するくらしのお役立ち情報です。
そろそろ家をリフォームしたいと考えている人はいませんか。何にいくらかかるのか、気になりますよね。
同じ個所のリフォームでも、目的が違えば工事内容も変わってきます。異なるリフォーム内容から、相場をどのように見て予算設定をすればよいのかわからないという意見もすくなくありません。
そこで、今回はリフォーム相場の見方と予算設定の仕方、コスト削減のポイントなどについて解説します。リフォームを検討している人はぜひ参考にしてください。
まずはリフォーム費用の全体像を知ろう
リフォームにかかるのは工事費だけではありません。諸費用や予備費用も考えておく必要があります。
工事費は、設備や建材にかかる材料費と人件費に分けられます。諸費用に含まれるのは、印紙税、設計費、確認手数料、ローン手数料などです。
リフォームの規模によっては仮住まいの費用やトランクルームを借りる費用、引っ越し費用、駐車場代などもかかります。税金や手数料など、ローンでは賄えない費用もあるので、その分は現金で用意できるように心づもりしておきましょう。
追加工事が発生することを見込んで、資金を準備しておくことが大事です。
空間別のリフォーム相場を見てみよう
戸建住宅とマンションでは、若干リフォーム相場が異なりますが、今回は戸建住宅を想定して、空間別の相場を紹介します。
また、選ぶ設備・建材の材質や性能によってリフォーム費用が大きく変わるため、ここでは中心の価格帯を相場とします。
水回りのリフォーム
水回りのリフォームにかかる費用の相場は次のようになります。
- キッチン 100万円~150万円
- 浴室 100万円~120万円
- 洗面所 20万円~30万円
- トイレ 30万円~40万円
キッチンのリフォームは、レイアウト変更や使い勝手の充実を目的としたものです。
浴室のリフォームは、浴室の拡張や段差解消、浴槽のサイズアップ、高断熱浴槽への交換、浴室暖房の設置など、工事内容が多岐に渡ります。
洗面台のリフォームは主に古いものを新しくする取替工事です。交換によって使いやすく、収納力がアップします。
トイレのリフォームは、便器をタンクレスや節水トイレに取り換える工事と、床や壁を張り替えて明るくきれいにする工事です。
居室のリフォーム
居室のリフォームにかかる費用の相場は次のようになります。
- 玄関:40万円~50万円
- リビング:100万円~150万円
- ダイニング:60万円~90万円
- 寝室:60万円~80万円
- 洋室:40万円~60万円
- 和室:40万円~60万円
- 階段:10万円~20万円
- 廊下:10万円~20万円
- 収納:20万円~30万円
- 床・フローリング:60万円~90万円
居室のリフォーム費用は、リフォームする空間の広さが大きく関係します。また、目的や選ぶ設備の材質、機能などによっても大きく変わるので、実際に見積もりで提示される金額は大きく違うかもしれません。
屋外のリフォーム
屋外のリフォームにかかる費用の相場は次のようになります。
- 外壁 90万円~120万円
- 屋根:50万円~100万円
- エクステリア・外構:60万円~90万円
- 駐車場・ガレージ:50万円~100万円
- 窓・サッシ:20万円~30万円
- ベランダ・バルコニー:30万円~40万円
- 庭・ガーデニング:100万円~150万円
いずれの個所も、工事内容や工事個所の広さ、使用する素材などによってかかる費用が大きく変わります。
予算設定のポイント
リフォームはあらかじめきちんと予算を立てて、無理なく行うことが大事です。どのようなポイントを押さえて予算を設定すれば失敗せずに済むか、解説します。
リフォーム箇所を決める
まず、どこをリフォームするか決めなければ話になりません。リフォームによってどこをどうしたいのかを明確にしましょう。複数個所ある場合は、優先順位を決めます。優先順位に応じた予算配分をするためです。リフォーム箇所が決まったら、その場所のリフォーム相場をチェックしましょう。中心価格帯を把握することによって、費用をかけすぎたり、逆に削りすぎたりするのを防げます。
大まかな予算を決める
リフォーム費用には、必ず発生するものや、あらかじめいくらになるかわかっているものと、発生するかどうかが決まっていなかったり、金額が変動したりするものがあります。変動する費用は工夫によって抑えられますが、必ず発生して、金額も決まっているものはいくら工夫しても抑えられません。
ですから、この2つは分けて考えます。
リフォームに使えるお金の上限を確認したら、先に、必ずかかる費用の予算を確保しておきましょう。
印紙税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税などの税金や、諸費用がこれに当たります。税金や諸費用を含めたときのトータル金額が、予算の上限を超えないようにするために必要な作業です。
必ず発生する金額を差し引いた金額が、純粋にリフォームにかけられる予算になります。
優先順位に応じた予算配分をする
大まかな予算が決まったら、どこにいくらかけられるか、予算を分けていきます。
その際、優先順位の高いところから順番に分けていくことが大事です。追加工事が発生することも想定して、余裕を持った配分にしましょう。
最初に決めた大まかな予算の10〜20%を予備費とすることも忘れてはいけません。
賢いコスト削減の方法
理想通りのリフォームをするには予算が足りなくなることもあります。その場合、どこかでコストを削って、予算内に納めなければなりません。
ここでは、リフォームの満足度を維持しながらコストを削減する方法について解説します。
設備や建材を見直す
設備や建材を安いものに替えることで予算を抑えることができます。設備や建材は、グレードが高ければ高いほど良いというわけでもなく、値段が安いからといって、質が劣るとも限りません。
業者によっては、仕入れの関係で同等グレードでも安く調達できるものがあります。
注意したいのは、すすめられるままに、あれこれとオプションを付け過ぎてしまうことです。めったに使わないものは付けても無駄になってしまいます。これまで使っていた設備で状態の良いものは再利用するというのも1つの手です。パーツだけ以前のものを利用するということもできます。
施工内容でコストを抑える
本当に必要な場所に絞ってリフォームすることは、満足度を下げずにコストを削る際には有効です。
しかし、水回りなどは一度にまとめてリフォームする方が、別々に行うよりコストがかかりません。
また、足場を組むような作業も、一度に行う方が無駄を省けます。コストを抑えられる工法や、工期を短縮できる工法を選ぶことも有効です。元の間取りを活かしたリフォームをすることでもコストを抑えられます。
使える補助金を探す
リフォームの内容によっては補助金が使えます。国の制度だけでなく、自治体が独自で行っている制度もあるので、問い合わせてみましょう。補助金は利用条件をしっかり確認することが大事です。使えるリフォーム減税がないかもチェックしておきましょう。
よいリフォーム会社を選ぶ
よいリフォーム会社を選ぶことでも、無駄なコストを削減できます。
希望する内容で一度見積もりを取ってみましょう。単に価格が安いかどうかだけではなく、提案内容をよく見てリフォーム会社を選ぶことが大事です。
安さだけを売りにしているリフォーム会社を選ぶと、リフォームが済んだ後で余分なコストがかかる可能性があります。最安値かどうかではなく、納得のいく提案をしてくれるかどうかでリフォーム会社を選びましょう。
施工実績が豊富で、細かいところまで相談に乗ってくれるリフォーム会社がおすすめです。コストを減らすにはどうすればよいか質問すれば、きちんとアドバイスももらえるため、無駄なコストをかけなくて済みます。
プロのアドバイスを参考にしよう
リフォームを成功させたければ、実績のあるリフォーム会社を味方につけましょう。さまざまなリフォーム現場を見てきたプロならではのアドバイスをもらえます。富士市、富士宮市にお住いの方は、ぜひ富士酸素工業株式会社にご相談ください。