ガスボンベを廃棄したい人必見!危険な捨て方とおすすめの処分方法とは?

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この記事は、地域密着で100年以上、ガスやリフォームに関することなら何でもお任せの富士酸素工業株式会社が監修するくらしのお役立ち情報です。

ガスボンベやスプレー缶などの処分方法がわからず困っている人は意外と多いのではないでしょうか。捨て方自体がわかっていても、ガスの抜き方がよくわからないという人もいるかもしれません。そこで、今回はガスボンベの捨て方と、廃棄処分するときの手順などについて解説します。ガス缶やスプレー缶の捨て方を知りたい人はぜひ参考にしてください。

ガスボンベはゴミとして出せる?

ガスボンベやスプレー缶の処分方法は自治体によって大きく異なるので、確認が必要です。スプレー缶は不燃ゴミとして廃棄できる自治体が多いようですが、資源ごみとして別の日に回収している自治体もあります。ガスボンベに至っては、発火性危険物や危険ゴミなど特別なゴミに分類している自治体も少なくありません。

ガス缶、スプレー缶に穴あけをするかどうかも自治体ごとに異なります。昨今は、穴あけ時の事故防止のために、穴あけ不要とする自治体が増えていますが、穴あけが必要という自治体も残っており、統一されていません。ただし、ガスボンベやスプレー缶を捨てる時は中のガスを完全に抜いて捨てるという点については、どの自治体も共通しています。

ガスボンベ処分の時にしてはいけない4つのこと

ガスボンベ処分のルールは自治体ごとに違っています。しかし、処分する際にしてはいけないことは、どこに住んでいても同じです。ここからは、ガスボンベ処分の時にしてはいけないことを4つ挙げ、それぞれ解説します。

NGその1:屋内や周りを囲まれた場所でガス抜きをする

屋内はもちろん、周りを囲まれたベランダやガレージなど風通しの悪いところでガス抜きをすると危険です。ガス缶やスプレー缶から抜いたガスは下の方に溜まりやすいため、時間が経過してもガスがその場に残り続ける可能性があります。ガスが溜まっていることに気づかずライターやマッチを使ったら大変です。静電気でも引火しかねないので、風通しの悪い場所でのガス抜きは絶対にやめましょう。

NGその2:キッチンでガス抜きする

キッチンは、屋内の中でも特に危険な場所です。カセットコンロを調理器具として使っていると、ついキッチンでガスボンベのガス抜きをしてしまいがちですが、キッチンには火元があります。抜いたガスが長時間留まっていると、コンロや湯沸かし器に点火したときに引火してしまうかもしれません。ガス抜きした後、換気しようと慌てて換気扇のスイッチを入れるのも危険です。スイッチを入れた時に発生した静電気で爆発を起こすおそれもあります。

ガス缶の穴あけ

NGその3:近くに車やバイクがあるところでガス抜きする

屋外で風通しがよくても、近くに車やバイクがある場合は要注意です。なぜなら、車やバイクには引火しやすいガソリンが入っているからです。万が一ガスボンベが破裂すると、車やバイクに引火して大事故につながりかねません。風通しを気にするあまり、風が強い日にガス抜きをすることもあるでしょう。しかし、ガソリンが入った車やバイクに引火した場合、強風にあおられて、一気に燃え広がってしまう可能性があります。

NGその4:ガスが残った状態でガス缶に穴を開ける

ガスが完全に抜けきっていない状態でガス缶に穴を開けると、中に残っていたガスが一気に噴出して危険です。衣服の摩擦で生じた静電気などでも引火するため、大事故につながる可能性があります。たとえ中に残っているガスの量が少なくても、危険であることには変わりありません。例えば、キリと金づちを使って穴を開けると、小さな火花が出て、それに引火することもあります。穴を開ける前に、必ず中にガスが残っていないことを確認しましょう。

捨てられたガスボンベ

ガスボンベの正しい廃棄方法は?

ガスボンベを廃棄するときの正しい手順は以下の通りです。

  1. まずは、風通しの良い屋外にガスボンベを持って行きましょう。周りに引火しやすいものがないかよく確認します。
  2. キャップを外して先端部分を下に向け、コンクリートなど硬いところに押し付けてガスを抜きましょう。
  3. ガスがしっかり抜けたかどうかは、ガス缶を振って音がするかどうかによって判断します。シャカシャカという音がしなければガス抜き完了と判断して大丈夫です。
  4. 中身が空になったガスボンベは、自治体が指定する日に指定された捨て方で捨てます。自治体ごとに捨て方のルールが異なるので、それに従うことが大事です。

ガス抜きが不安ならプロの手を借りよう

ガスボンベやスプレー缶を廃棄するためには、まずガス缶の中にあるガスを完全に抜かなければなりません。「処分したいけれど、ガス抜きが面倒」「事故になるのが怖い」という人は業者に廃棄を依頼してみるのも1つの方法です。インターネットなどで探すと、ガスボンベの廃棄を代行してくれるガス会社や不用品回収業者が見つかります。処分費用がかかりますが、金額的に納得できるならプロに廃棄処分を依頼するのがおすすめです。

ガスボンベ廃棄でお困りの方は富士酸素工業株式会社にご相談ください

富士酸素工業株式会社では、お客様ご自身で空き缶を富士酸素工業本社にお持ち込みいただける方に限り、ガスボンベの廃棄代行サービスを行っています。
対象はカセットコンロのカセットボンベ(CB缶)、アウトドア用品で使用するカセットボンベ(OD缶)です。

カセットボンベは、たとえ使用済みであっても、高温になると内部に残ったガスが膨張して爆発事故につながる可能性があります。
そのため、ご家庭に使用済みのカセットボンベの空き缶が残っている場合は、お早めに処理いただくことを推奨いたします。

もしも、カセットボンベの処理にお困りの際は、富士酸素工業へお任せください。

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