玄関リフォームで家の顔を一新!ドア交換だけで改善できる5つのこと

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玄関リフォームにはさまざまなスタイルがあります。広さを変えたり収納を増やしたりする大掛かりな工事が必要なものばかりではありません。玄関ドアを取り替えるだけでも、見た目や使い勝手が大きく変化することをご存じでしょうか。玄関ドアの交換だけなら、工期が短く費用も抑えられます。そこで、今回は、玄関リフォームの中でも、玄関ドアの交換だけで解決できることについて解説します。玄関リフォームを検討している人はぜひ参考にしてください。

玄関ドアを取り替えるだけで解決できる5つのお悩み

玄関ドアを取り替えるだけで解決できることがいくつかあります。その中に悩み事があるなら、玄関リフォームに踏み切るチャンスです。
玄関ドアを交換することで解決できる家の悩みを5つ挙げて紹介します。

暗い玄関が明るくなる

ドアが無採光タイプの場合、昼間でも玄関が真っ暗になるため、照明が必要です。
しかし、採光窓やスリットが入ったものに交換することで、適度な光が外から入るようになります。このタイプの玄関ドアは、スリットが1本のもの、2本のもの、採光窓の大きいもの、小さいものなど、デザインが豊富です。親子ドアや袖付きドアなども含めると、更に豊富なバリエーションの中から選べます。

暑さ寒さに強い玄関になる

玄関が夏暑く、冬寒いのは、玄関ドアの材質のせいかもしれません。冬場に結露するなら、熱を伝えやすい材質である可能性が高いです。その場合は、断熱性の高いドアに交換しましょう。夏の暑さや冬の寒さが和らぐでしょう。
採光窓やスリットが入っているドアは、その部分を複層ガラスにすることで、断熱性がアップします。玄関を断熱できれば、廊下や部屋を快適な温度にキープすることも可能です。通風タイプのドアにすると、冷暖房をしていない季節はドアを閉めたまま風を通すことができます。

防犯性能がアップする

ドアの素材や構造が衝撃に弱い場合は、ドア本体が壊されてしまうかもしれません。ドアからの侵入を許さないためには、破壊されにくいドアに交換する必要があります。
そのうえで、カギを開けられにくくすることが大事です。サムターン回しに合いやすい形状のドアは、ドアスコープや郵便受けのないタイプに交換しましょう。
カギが1つしかないドアは、複数のカギが付いた防犯性能の高いドアに交換します。単純な古いタイプの刻みキーが付いたドアは、複雑な構造の鍵やエントリーキーなどに変更することで防犯性能を上げましょう。

出入りしやすくなる

開き戸はベビーカーや自転車、車いすでの出入りがしづらい点が欠点です。この問題は、引き戸に替えることで解決できます。
引き戸は間口が広くなければ取り付けられないと思いがちですが、実は扉横に扉1枚分の壁があれば、片引込み戸の設置は可能です。
更に、段差をなくすことで出入りがしやすくなるでしょう。袖付きドアや親子扉は、親扉が大きい親子ドアに替えることも有効です。普段出入りする部分を広くすることができます。

家の見栄えがよくなる


いくら手入れが行き届いていても、古い玄関ドアは、汚れやサビ、日焼けなどによって見た目が悪くなっています。デザインが古臭い物もあるでしょう。

玄関ドアを交換することで、イメージが一新します。玄関は家の顔ともいわれるものですから、古臭いままでは、家全体が古臭く見えてしまうかもしれません。玄関ドアの材質や色を変えれば、家の雰囲気が変わります。

工法別のメリットとデメリット

玄関ドアの交換で用いる工法にはカバー工法と従来工法の2種類があります。それぞれメリットとデメリットがあるので、確認しておきましょう。

カバー工法のメリットとデメリット


カバー工法とは、既存のドア枠の上に新しいドア枠をかぶせて新しいドアを設置する方法です。この工法には、次のようなメリットとデメリットがあります。

カバー工法のメリット

カバー工法は、既存のドア枠を外す必要がないため、工期がたった1日で済みます。大掛かりな工事をしないので、気になるような騒音が出ません。音が出る場合でも短時間で済みます。作業時間が短く、廃材もほとんど出ないため、コストも抑えられます。

カバー工法のデメリット

カバー工法では既存のドア枠を外さずに工事するため、足元にわずかな段差ができてしまいます。段差を緩和できる場合もありますが、それは業者の工夫次第です。既存の枠内に納めなければならないため、ドアのサイズがわずかに小さくなります。また、現場状況によっては、カバー工法ができない場合がある点にも注意が必要です。

従来工法のメリットとデメリット

従来工法とは、既存のドア枠とドアを撤去したうえで、新しいドア枠とドアを設置する工法です。この工法には、次のようなメリットとデメリットがあります。  

従来工法のメリット

従来工法のメリットは、既存のドア枠が使用できない状態でも新しい玄関ドアを設置できる点です。
また、既存のドア枠を使用するという制約がないため、開口部を広げることも可能で、要望に応じた細かい調整もできます。足元に段差ができないように新しい玄関ドアを設置できる点が一番のメリットです。

従来工法のデメリット

従来工法のデメリットは、壁や床を壊さなければならないことです。大掛かりな工事が必要になり、タイルやクロスの張り替えも必要になります。
ドア交換以外の工程があるため工期が長くなるのは大きなデメリットです。一般的なはつり工法で約5日かかります。壁や床を壊す際に騒音が発生するので、近隣への配慮も必要です。

玄関リフォームで活用できる補助金【2024年度版】


玄関ドアの交換によるメリットは大きいものの、コストがかかります。まとまったお金が必要なので、資金調達に苦労するかもしれません。国や自治体などの補助金や助成金などを活用できないか確認してみましょう。
ここでは、国の事業で玄関リフォームに活用できるものを2つ紹介します。 

子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業は、国土交通省の事業です。原則的には子育て世帯や若者夫婦世帯を対象とした補助金ですが、リフォームの場合のみ一般世帯も対象となっています。玄関ドアの交換のみでは補助金の対象外ですが、断熱改修であれば、ドア交換も必須工事です。
ですから、玄関ドアと勝手口ドアを同時に工事した場合は、窓工事無しでも対象となります。1ヵ所だけでも窓の断熱工事と同時に行ってる場合、玄関ドア工事は任意工事の対象です。
ただし、補助金の対象となる製品は限定されています。1申請当たり5万円以上の工事が対象で、受け取れる金額は最大20万円(条件によっては最大60万円)です。

先進的窓リノベ事業

先進的窓リノベ事業は、環境省の事業です。既存の住宅の開口部に取り付けられているドアを、条件を満たす断熱性能の高いドアに替えたときが補助金の対象となります。
令和5年11月2日以降に工事を着工し、令和6年12月31日までに完了しているものが対象です。ただし、玄関ドアのリフォームがこの補助金の対象となるのは、窓工事と同時に行ったときだけになります。同時に工事する窓の大きさは小さくても構いません。
ただし、補助金の対象となる製品は決まっています。1申請当たり5万円以上の場合が対象で、補助金の上限額は200万円です。

玄関ドアの交換で我が家の課題を解決しよう

玄関リフォームというと大掛かりなものを思い浮かべがちですが、玄関ドアの交換だけなら1日で済み、費用も抑えられます。
条件によっては補助金も活用できるので、玄関に不満や不安があるなら玄関ドアの交換を検討してみてはいかがでしょうか。
富士市および富士宮市にお住いの方は、富士酸素工業株式会社にぜひご相談ください。

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