窓リフォームで住まいを快適に!解決できる悩み事と4つの工法を知ろう

記事の執筆について

この記事は、地域密着で100年以上、ガスやリフォームに関することなら何でもお任せの富士酸素工業株式会社が監修するくらしのお役立ち情報です。

窓リフォームで住まいの快適度は大きくアップします。窓をリフォームすることによって解決する住まいの悩み事が多いからです。窓リフォームには、費用を抑えられる簡単な方法もあるので、住まいの悩み事がある人は、窓に注目してみてはいかがでしょうか。この記事は、窓リフォームでどのように住まいが変わるのか、どのような選択肢があるのかを解説する記事です。住まいの悩みがある人や窓リフォームを検討している人はぜひ参考にしてください。新築住宅

窓リフォームで解決できる5つの大問題

窓リフォームによって解決できる住まいの悩み事は、大きく分けると5種類です。どのような悩みをどのようなリフォームによって解決できるのかを見ていきましょう。

1.結露

結露

冬場に窓ガラスやサッシに結露ができるのは、暖房で温められた部屋の空気が、冷たい窓ガラスやサッシに触れて冷やされるからです。
空気は温度が高いほど飽和水蒸気量が多く、温度が低くなると同じ量の水分を含むことができなくなります。そのとき、余分な水分が物の表面に付着する現象が結露です。結露の発生を防ぐには、窓ガラスやサッシの表面温度と部屋の温度の差を小さくするしかありません。
窓ガラスを複層ガラスに交換したり、窓自体を二重窓や樹脂窓に交換したりする方法が有効です。

2.夏の暑さと冬の寒さ

屋根や壁に断熱材が入っていても、窓の遮熱性能が悪ければ、窓を介して外部との熱交換が行われます。冷暖房効率が悪いのはそのためです。直射日光によって夏場、床が熱くなるのも、窓の遮熱性能が関係しています。浴室が寒いのも窓を見直すことで解決できるかもしれません。いずれの場合も、複層ガラスへの交換、二重窓、樹脂窓への交換が有効です。

防犯上の問題

サッシにつけられた鍵

空き巣は、窓から侵入する割合が多く、全体の約6割を占めると言われています。窓からの侵入を防ぐためには、割りにくい窓、開けにくい窓、侵入を諦める窓にすることが大事です。防犯性能の高い窓に交換する方法としては、以下のような方法があります。

  1. 割れにくい複層ガラスにする。
  2. 二重窓にする。
  3. 雨戸や面格子を取り付ける。
  4. クレセントを開けにくいものに替える。

騒音・音漏れ

騒音や音漏れは、近隣とのトラブルにつながりやすく、受ける側にとってもストレスの原因となるものです。外からの騒音に悩まされている場合は、窓を替えることでストレスを緩和できます。
また、小さな子供がいる家庭や、楽器を演奏する機会が多い家庭は、防音性の高い窓に替えることで、外への音漏れで近隣とトラブルになる心配を減らせるでしょう。既存の窓の内側にもう1枚設置して、二重にするのがおすすめです。

風通しの悪さ

風は入り口と出口の両方がないと流れません。風の出入り口が1つしかない場合は、窓をもう1ヵ所作ることで空気の流れができます。
風が窓と並行に吹いている場合は、風をつかんで部屋の中に入れることも必要です。その場合は、縦すべり出し窓など、風と相性の良い形状の窓に替えるとよいでしょう。網戸の網目が細かすぎる場合は、風通しのよい網戸に替えることも効果的です。                                   

窓リフォームの方法

窓のリフォーム方法は大きく分けて4種類です。それぞれの方法のメリットとデメリットを紹介します。

はつり工法(従来工法)

ガラス屋

はつり工法とは、既存の窓枠と窓をすべて取り外したうえで、新しい窓枠を設置し、新しい窓を取り付ける工法です。
この工法の最大のメリットは、古い窓を何らかの性能をもった窓に替える場合でも、ほとんど制約がない点です。窓の大きさを既存のものよりも大きくすることもできます。デメリットは、外壁を壊す大掛かりな工事になることです。費用や時間もかかります。

カバー工法

カバー工法とは、既存の窓枠から窓を取り外した後、古い窓枠を残したまま、その上に新しい窓枠と窓を取り付ける工法です。窓を取り外すだけなので、外壁を壊す必要がありません。大掛かりな工事をしなくてよいため、費用を抑えながら短時間で窓を新しくできる点がメリットです。しかし、窓のサイズは自由に変えられません。窓が既存のものよりも小さくなる点がデメリットです。

内窓設置

内窓設置とは、既存の窓の内側にもう1枚別の窓をプラスする工法です。窓と窓の間に空気の層ができるため、断熱性や防音性が高まります。
また、防犯性を高めたい場合にも内窓設置はおすすめです。窓が2枚あり、侵入に手間と時間がかかることが一目でわかるため、空き巣も侵入を諦めます。この工法のメリットは、壁を壊さず、短時間で取り付けられる点です。一方、既存の窓と同じ位置に同じサイズの窓しか付けられない点はデメリットといえるでしょう。

ガラスのみ交換

窓枠やサッシを既存のまま利用して、ガラス部分だけ交換するということも可能です。たとえば、ガラスを防犯性の高いものや遮熱性の高いものに替えることで、窓の性能が断然よくなります。ガラスのみの交換で済ます場合、手軽で費用も抑えられる点が大きなメリットです。
しかし、従来のアルミサッシをそのまま使って断熱性の高いガラスに交換すると、ガラスには結露ができなくなっても、サッシには結露ができてしまいます。せっかくの断熱対策が中途半端になってしまう点がデメリットです。結露に悩んでいるのであれば、窓枠も樹脂窓にした方がよいでしょう。

窓リフォームに使える補助金は?

窓リフォームに使える補助金や助成金、税制優遇などは積極的に活用しましょう。
2024年度なら、環境省の先進的窓リノベ事業による補助が使えます。正式名称は「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」といい、令和5年11月2日以降に着手、令和6年12月31日までに完了する工事が対象です。ガラス交換、内窓設置、カバー工法、はつり工法いずれの場合も、それぞれ条件を満たしていれば補助金を受けられます。
申請は期間内なら複数回できますが、1申請当たり5万円未満の場合は申請できません。1戸あたりの補助額の上限は200万円です。

窓リフォームで家の困りごとを解決しよう

窓をリフォームすることで解決できる困りごとはたくさんあります。
工事内容によっては、補助金の対象になる可能性もあるので、この機会に窓リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
富士市および富士宮市の方は富士酸素工業株式会社にお問い合わせください。

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