乾太くんで乾かせないものは?トラブルを避けるために知っておきたい注意点

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乾太くんは「早く乾く」「タオルがふわふわになる」という声が多く聞かれる人気のガス衣類乾燥機です。しかし、ガスの高温風で乾かすため、どうしても乾かせないものがあります。そこで、トラブルを未然に防ぐため、乾太くんの特長を紹介しつつ、どのようなものが乾かせないのか解説することにしました。乾太くん導入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

乾太くん4つの人気ポイント

乾太くんで乾かせないものを解説するためには、まず、乾太くんがどのような衣類乾燥機なのか、特長について知っていただくことが欠かせません。そこで、まずは乾太くんの人気の秘密にもなっている4つの特長について解説します。

他の方法よりも短時間で乾く

乾太くんを使うと、他の方法で乾かすよりも洗濯物が早く乾きます。例えば、5kgの洗濯物なら、乾燥時間はコインランドリーに匹敵する約52分です。天日干しよりも早いのはもちろん、電気ヒーター式衣類乾燥機の約5分の1、電気ヒートポンプ式衣類乾燥機の約3分の1の時間で乾きます。

 洗濯物が1時間で乾く

大量の洗濯物も効率よくさばける

衣類の乾燥はドラム式洗濯機でもできますが、洗濯物が多い場合、2回目の洗濯をしたくても、乾燥中は次の洗濯を始められません。
もちろん、洗濯中は手洗いした衣類の乾燥もできないので、洗濯物が多い家庭では不便です。その点、乾太くんは洗濯機とは別になっているので、洗濯物を乾太くんに移したら次の洗濯を始められます。短時間で乾かせるため、次の洗濯物の乾燥もすぐに始められて便利です。

タオルが風合いよく仕上がる

乾太くんで乾かした衣類は、触感が違います。特にタオルのような繊維の長い生地で仕上がりを比較すると違いが明確です。タオルは天日干しするとゴワゴワになりやすいのですが、乾太くんで乾かすと新品のようにふわふわに仕上がります。電気衣類乾燥機で乾かしたものと比較しても、触感の違いを実感できるほどです。

イヤな臭いがしなくなる

部屋干しや風通しの悪い場所で乾かした洗濯物はイヤな臭いが付いてしまいます。そして、一度付いた生乾き臭はなかなか取れません。生乾き臭は電気衣類乾燥機で乾かしたときにも発生します。
電気衣類乾燥機は、乾燥時間がかかるうえに、乾燥が終わった後庫内で放置すると、ドラムの底に溜まった水分が逆戻りして、生乾き状態になるからです。その点、乾太くんは短時間で乾燥できるうえに、高温で生乾き臭の原因菌モラクセラ菌を99.9%撃退します。イヤなにおいとはもうサヨナラです。

乾太くんで乾かせないものとは?

乾太くんの人気のポイントから、ガスを使った高温風で洗濯物を一気に乾かすのが特長であることがわかったのではないでしょうか。実は、その特長が災いして、乾太くんには乾かせないものもあるのです。ここからは、乾太くんで乾かせないものについて解説します。

衣類自体が傷んでしまうもの

乾太くんはドラムを回転させながら80℃以上の高温風を当てて衣類を乾かします。そのため、熱に弱い生地は乾かせません。例えば、ウールや麻は高温で乾かすと縮みやすい素材です。シワができるとなかなか元に戻りません。絹製の衣類は、乾太くんで乾かすと変色や型崩れの恐れがあります。ドライクリーニングや平干し、つり干しの表示が付いているものも避けた方がよいでしょう。

本体の素材は問題ないものでも、接着剤で貼りつけたワッペンが付いているものも、乾太くんでは乾かせません。というのも、熱で接着剤が溶ける恐れがあるからです。もちろん、タンブラー乾燥禁止の表示があるものを乾太くんで乾かしてはいけません。レースなど繊細な装飾が施されている衣類や布団カバーも乾太くんでの乾燥はやめておきましょう。熱で傷まなくても、他の衣類とこすれ合って傷む可能性があります。

乾太くんを傷つけたり機能を阻害したりするもの

乾太くんは、フィルターを通して余分な水分を外に排出させ、衣類を早く乾かせる仕組みになっています。そのため、フィルターを目詰まりさせ、乾燥効率を悪くするようなものは乾かせません。
例えば、傘やマット類、じゅうたんなど、衣類以外の日用品がそれにあたります。また、糊付けした衣類や布団カバーなどは、溶けた糊がフィルターをつまらせるので、乾太くんで乾かしてはいけません。衣類や布団カバーを乾太くんで乾かしたいなら、糊付けするのをやめておきましょう。

布団や座布団、クッション、ぬいぐるみなど、中に綿が入ったものも乾太くんでは乾かせません。そのほか、レインコートやウインドブレーカー、ランチョンマットなど通気性の悪い生地も入れないように気を付けてください。目詰まりさせる前に、フィルターを覆ってしまいます。

火災の原因になり得るもの

乾太くんは庫内が高温になります。そのため、高温になったときに発火の恐れがあるものは乾かせません。例えば、セルロース系の樹脂が付いている衣類がそれにあたります。
また、ワックスがけに使った雑巾やオイルエステで使用したタオルなど、油や薬品が付着した衣類も発火の恐れがあり危険です。ポリプロピレン繊維を含む生地も乾太くんで乾かすのはやめておきましょう。ポリプロピレン繊維は、衣類に使用されることは少ないのですが、マットなど生活雑貨ではよく使われます。
故障を防ぐためにも、素材がはっきりしないものは乾太くんに入れないようにしましょう。

乾かせないものの理解は大事

乾太くんの導入は、乾かせないものがあることを理解したうえで検討することが大事です。もし、乾太くんで乾かしたいと思っているものが、乾かせるものなのか乾かせないものなのか判断しにくい場合は、最寄りのガス会社に問い合わせてみてください。乾太くんの取り扱いのあるガス会社なら、どちらか教えてくれるはずです。
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