乾太くんのエラーコードと解決策!慌てないために知っておきたいこととは?

記事の執筆について

この記事は、地域密着で100年以上、ガスやリフォームに関することなら何でもお任せの富士酸素工業株式会社が監修するくらしのお役立ち情報です。

「便利」「洗濯にかかる時間が減った」など喜びの声を目にする機会が多い乾太くんですが、使い方によってはエラーコードが出ることもあるようです。便利だからこそ、エラーコードが出て使えなくなると、ショックは大きいことでしょう。この記事では、乾太くんで表示されるエラーコードの意味とその解決対策について解説します。乾太くん導入を考えている人はぜひ参考にしてください。


表示機会の多いエラーコード4つは覚えておこう

乾太くんのエラーコードは全部で13ありますが、そのうち表示されることが多いエラーコードは4つです。主なエラーコードは限られていますから、覚えておきましょう。すぐに対処できて便利です。

エラーコード05

エラーコード05が出るのは湿度検知サーミスタが反応しているときです。燃焼用の空気が不足しているのかもしれません。原因として考えられるのは、糸くずフィルターが詰まっている、通気性の悪い布がフィルターをふさいでいる、洗濯物が多すぎる、排湿筒が詰まっている、のいずれかです。冷却運転が終わったら、再運転をする前に洗濯物の量を減らしたり、フィルターをふさいでいる衣類を取り除いたりしましょう。

エラーコード11

エラーコード11が出るのは立消え安全装置が作動したときです。うまく着火しなかった場合に表示されます。ガス栓が閉まっている、あるいは開きが悪い可能性があるので、冷却運転させてから、再運転の前にガス栓の点検をしましょう。

エラーコード12

エラーコード12が出るのも立消え安全装置が作動したときです。炎が途中で消えた場合に表示されます。炎が途中で消える原因は、室内の酸素が異常に少ないか、ガス栓の開きが足りないかのいずれかです。ガス栓の開きが足りない場合は、20分間の冷却運転が終わった後、ガス栓を点検して再運転します。酸素不足の場合は、十分な換気を行ったうえで再運転しましょう。

エラーコード61

エラーコード61が出るのはファン回転検知装置が作動したときです。ファンの回転不足や異常回転を検知するとガスが止まり、自動で冷却運転が開始されます。通気性の悪い布地が糸くずフィルターをふさいでいる可能性があるので、冷却運転が終わったら、原因になっている布地を取り除いてから再運転させましょう。

修理点検

修理点検を依頼する必要があるエラーコードは?

自力で対応できるエラーコードばかりではありません。中には、ガス会社による修理点検が必要なものもあります。 自己判断で処置してしまうと危険な場合もあるので、どのようなケースで修理点検が必要になるのか知っておきましょう。

ほこりが溜まって表示されるエラーコード

機械内部にほこりが溜まったときに出るエラーコードは05と14です。それぞれ、以下のような場合にエラーコードが点滅します。

エラーコード状況
05目詰まりによって機器内が異常過熱したとき
14機器内の異常過熱で過熱防止装置が作動したとき


エラーコード05のように、同じエラーコードでも、洗濯物を減らしたり、糸くずフィルターをふさぐ布地を取り除いたりすれば再運転できる場合もあります。しかし、冷却運転後、洗濯物を減らしたり布地を取り除いたりしても再運転できない場合は別の原因です。修理点検が必要ですから、すぐにガス会社に連絡しましょう。

 乾太くん従来フィルター

排湿筒が詰まって表示されるエラーコード

排湿筒が詰まったときに表示されるエラーコードは原因別に5つあります。

エラーコード状況
05機器内が異常過熱したとき
14機器内の異常過熱で過熱防止装置が作動したとき
15機器内の異常過熱で湿度検知サーミスタが作動したとき
32機器内の異常過熱で湿度検知サーミスタが作動したとき
61排温ファンが異常回転してファン回転検知装置が作動したとき


こちらも、エラーコード05や61のように、同じエラーコードでも、洗濯物を減らしたり、糸くずフィルターをふさぐ布地を取り除いたりすれば再運転できる場合があります。しかし、冷却運転が終わって考えられる処理をしても再運転できない場合は違うことが原因です。すぐにガス会社に連絡して、修理点検を依頼しましょう。

エラーコード

水が溜まって表示されるエラーコード

機器の底部に水が溜まって表示されるエラーコードは17です。このエラーコードは、漏水安全装置が作動したときに表示されます。機器の底部に溜まった水は自分で取り除くことができないので、専門の業者に作業を依頼しなければなりません。エラーコード17は必ず修理点検が必要になるので覚えておきましょう。

電気系統の故障で表示されるエラーコード

電気系統の故障で表示されるエラーコードは2種類あります。それぞれのエラーコードが点滅する原因は以下の通りです。

エラーコード状況
24スタート回路に異常があるとき
45モーターなどが故障しているとき


これらのエラーコードが出たときも、洗濯物を減らしたり、糸くずフィルターをふさぐ布地を取り除いたりすれば再運転できることがあります。しかし、洗濯物を減らしたり、糸くずフィルターをふさぐ布地を取り除いたりしても再運転できない場合は修理点検が必要です。急いでガス会社に連絡し、修理点検の依頼をしましょう。

電気系統のエラーコード

エラーコードが出ずに消灯するケースは?

異常が発生しているにも関わらず、エラーコードが点滅しないケースもあります。例えば、停電したときです。停電の場合は、ガスの供給が止まるので運転停止します。この場合は故障ではありません。

電気回路がショートしたときなどに過電流防止装置が作動することもあります。過電流が流れた際に、電流ヒューズを切ってガスを止め、運転をストップさせる装置なので、再運転させるためには電流ヒューズを付け替えなければなりません。ガス会社への修理点検依頼が必要です。

漏電安全装置が作動したときも、修理点検を依頼する必要があります。他のケースでも安全装置がありますが、機器が自動停止した後、再度運転を試みてください。再度安全装置が働いて止まる場合は危険ですから、急いでガス会社に修理点検を依頼しましょう。

工事点検

こまめなお手入れでトラブルを防止

こまめにメンテナンスすることで、エラーコードの発生を最小限に抑えられます。例えば、糸くずフィルターの掃除は使用後毎回するのがおすすめです。ガスホースの点検は週1回、吸気フィルターの掃除は月1回を目途に行いましょう。掃除方法がわからない場合は、説明書をチェック、それでもわからなければガス会社に問い合わせましょう。

トラブル防止

解決方法がわからないときはガス会社に確認

自動でガスが止まって冷却運転が始まったら焦ってしまいがちです。しかし、実際は、冷却運転が止まるのを待って、洗濯物の量やフィルター周りを確認してから再運転すれば済むことが少なくありません。
エラーコード一覧を見てもよくわからないというときは、ガス会社に電話してどうすればよいか教えてもらいましょう。富士市及び富士宮市にお住まいの方は富士酸素工業株式会社にご相談ください。

◆WEB問合せ

\料金や工事について、まずはお気軽に/
 問い合わせる

※乾太くん設置日などのスケジュールの調整につきましては、弊社担当者よりフォームにご入力いただいた電話番号へ連絡させていただきます。

◆お電話
0545-52-5060

※問合せ時に「ふじっちポータル」を見たとお伝えください。
富士酸素工業㈱ 
受付時間:平日8:00-17:00